- 動画メディアの時代が来る!鍵を握るのは「5G」
- 1. Netflix
- 2. Hulu
- 3. DAZN
- 4. YouTube
- 5. C Channel
- 6. SHOW ROOM
- 7. クラシル
- 8. Abema TV
- まとめ
2018年は、動画メディアがより一層注目を集めた1年だったような気がします。ONE MEDIAのCEO明石ガクトさんが著書、「動画2.0 VISUAL STORYTELLING」を発表したり、SHOW ROOM CEOの前田祐二さんが石原さとみさんとの交際でお茶の間にもその名が知れ渡ったのはまだ記憶に新しいかと思います。
動画メディアの時代が来る!鍵を握るのは「5G」
スマートフォンの普及で、いまやメディアが取り扱うコンテンツはテキストから動画にシフトしつつあるといわれています。(個人的には、いうてテキストメディアはなくならないだろう、と思っているのですが)
また、いま注目されている5G(LTE-Advancedの次の世代となる第5世代移動通信システム)が今後普及すれば、その勢いはますます加速することになるでしょう。デジタルマーケティングメディア、DIGIDAY[日本版]によると、5Gならいまの通信速度は「1000倍、遅延は1/100」になるそうです。
つまり、いままで容量が重くてなかなか再生できなかった高画質な動画が、どこでもどんなときでもサクサク再生できちゃう、みんな動画見放題みたいな世界が来るかもしれないということです。今回は、そんななか注目を集める動画メディアのなかでも人気のメディアの媒体資料をピックアップ。それぞれのメディアの特徴と可能性を考えていきます。
1. Netflix
まずは米国初の映像ストリーミング配信メディア、Netflix 。現在、公式の日本国内のユーザー数(会員数)は公開されていません。テック系メディア「アーリーテックス」が報じたところによると、2018年10月時点で想定されるNetflixの国内ユーザー数は、約155万ほどとのこと。Huluの日本ユーザー数は、昨年7月27日に発表された2018年度第1四半期決算によると、172万人なので、若干少ない想定になります。
▼参照
「Netflix」の日本のユーザー数は?推定150万ユーザー以上か【2018】
2. Hulu
続いてNetflixと同様、映画やドラマなどの映像ストリーミング配信サービスのHuluのユーザー数(会員数)です。前述した通り、2018年度第1四半期決算によると、国内のユーザー数は172万人。2018年度末の目標会員数として、180万人を掲げていたようですが、達成できているのか気になりますね。
3. DAZN
スポーツ専門のストリーミング配信サービス、DAZN(ダ・ゾーン)も、勢いを強めています。国内の会員数はサービス開始からたったの1年で、100万人を突破。その背景には、NTTドコモとの業務提携が大きく寄与しているようです。これにより、ドコモユーザーは、本来月額1750円(税抜)のところを980円(税抜)で利用することが可能に。加入者の増加を大きく後押しするとともに、画質と動画再生の安定性の向上を実現したといいます。
4. YouTube
みなさんご存知、YouTubeも動画メディアについて語る上では欠かせない存在ですよね。現在発表されている、同サービスの国内ユーザー数は6200万人。国内ネット人口の8割は視聴経験ありというからとんでもない規模感ですね。
5. C Channel
次は、前述のメディアとは毛色が異なる女性向け動画メディア「C Channel」。10〜20代の女性をターゲットに、メイク、レシピ、ネイルコンテンツを配信しています。そんな同サービスのユーザー数は、現在公表されている媒体資料によると、最大約900万人とのこと。(上記の3メディアはいずれも有料のサブスクリプションサービスなので、フリーミアムである同サービスと比較して良いか迷うところですが、規模感は掴めると思うので掲載します)
6. SHOW ROOM
続けて紹介するのが、前述した前田祐二さんが率いるSHOWROOM株式会社が運営している動画メディア、SHOW ROOM(ショールーム)。こちらは、ユーザー数は公開していないのですが、アプリのDL数は320万とのこと。先の3つはもちろんのこと、C Channelとも若干収益モデルが異なるため厳密な比較はできませんが伸びているのは間違いありません。
7. クラシル
Yahoo! JAPANの連結子会社になったdelyの堀江裕介さんも、今年動画メディア界隈で注目を集めましたね。delyが運営する動画メディア、「kurashiru」も現在急成長しており、媒体資料によるとアプリのDL数は1400万だといいます。同メディアはレシピ動画を中心に配信しているため、SHOW ROOMよりそもそもターゲットが広いためこの数字になっているのかと思います。
8. Abema TV
個人的には、ここまで紹介してきたなかで一番好きな動画メディア。運営しているのはサイバーエージェントとテレビ朝日。両社共同で、オリジナル番組や広告商品の制作も行っているようです。そんな同サービスのアプリDL数ですが、2018年6月時点では3100万、MAUは約1100万とのこと(※媒体資料を参考)。かなりの規模感ですね。
▼参照
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/zs-ezine/201810/mediaguide.pdf
まとめ
いかがでしたでしょうか?ここまで、主要動画メディアのユーザー数(会員数やアプリDL数)をまとめてきました。サービスによって公開している数字が異なるため、正直比較はし辛いかと思いますが、何かの参考になればと思います。