こっそりメディア論

メディア、マスコミ業界について、「ビジネス」「キャリア」「アカデミック」の3つの視点から考えます

Webメディアのマネタイズモデルまとめ:サブスクリプション、コンテンツの2次利用など

Webメディアのマネタイズ(収益化)方法は主に4つ

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Webメディアと一口にいっても、企業が運営しているものもあれば、個人が運営しているブログまでさまざまですが、いずれも基本的には下記のいずれかの方法でマネタイズを行なっています。

そのなかでも、2016年末におきたDeNAの運営するメディアが採用していた収益方法である、アドネットワークやアフィリエイト広告に関しては、少しは聞いたことがある方がいるのではないでしょうか。

digiday.jp

確かにこの2つはWebメディア運営をする人間にとっては知っておかなければならない収益モデルであり、多くのメディアが採用しているのは事実です。しかし近年、前述したDeNA騒動により、Googleアルゴリズムが大幅に変更。多くのメディアの検索順位が下がり、収益に影響を及ぼしました。(この仕組みに関しては下記で説明します)

これを機に、国内外に関わらず多くの企業がメディアのマネタイズに関して新たアプローチを初めています。当記事では、前述した2つの広告収益も含めて、Webメディアのマネタイズ方法を紹介していきます。

マネタイズモデル ①:広告

まずはじめに紹介するマネタイズモデルは、広告です。前述したアドネットワークやアフィリエイトも含め、おそらく大半のWebメディアは広告に大きく頼っているます。以下では、広告によるマネタイズモデルをさらに4つに分類し、紹介しています。

アフィリエイト広告

個人ブロガーや、アフィリエイターが活用しているのが、このアフィリエイト広告。ASP(エーエスピー)という広告代理店が、メディア運営者と企業のあいだに入る、成果報酬型の広告モデルです。

メディア運営者は、特定の商品を紹介している自身のブログにASPが発行したURLを挿入。そのURLを経由して、ユーザーが商品を購入した場合、一件あたり〜円という形で報酬を得ることができます。

紹介できるジャンルは化粧品から、サプリ、金融商品、さらには人材紹介サービスなどさまざま。近年では仮想通貨や出会い系アプリのアフィリエイトが非常に注目されています。

アドネットワーク

次に紹介するのは、アドネットワーク。コンテンツ連動広告や、自動広告、プログラマティック広告などさまざまな呼び方をされていますが、簡単にいうとメディアのコンテンツの内容に合わせて、GoogleやYahooといったプラットフォームが、自動的に最適な広告を表示させます。主に、クリック課金、もしくはインプ課金で報酬が発生します。

これはおそらくみなさんに一番馴染みのある広告ではないでしょうか。ネットサーフィンをしていて、見たいサイトに入ったら急にバナーが表示されてうざく感じたことはありませんか?あれが、アドネットワーク広告です。

純広告

次に紹介するのは、純広告です。これは、サイト内のバナーなど、広告を掲載できる場所を販売して報酬を得るマネタイズモデルです。掲載期間1ヶ月で〜円といった形で、企業が運営するメディアではよく採用されています。運用も一度掲載してしまえば特にPDCAを回すこともないのでコストも手間もあまりかかりません。

 スポンサード広告

次に紹介するのが、スポンサード広告。これは多くの場合記事広告であることが多く、いまでも収益の柱に据えているメディアはたくさんあります。たとえばBuzz feedはまさにスポンサードコンテンツからの収益は非常に大きいのではないでしょうか。

スポンサードコンテンツの大きな特徴は、(もちろん個々のメディアで方針の違いはありますが)単純に商品やサービスを紹介する記事広告ではなく、そのメディアの視点で独自の見解を盛り込んで作られる点です。 

<参考記事>

www.buzzfeed.com

マネタイズモデル ②:サブスクリプション(有料課金)

2つ目のマネタイズモデルは、サブスクリプションモデルは、サブスクリプション(有料課金)です。広告での収益よりも、ファンがしっかり付いてくれるメディアであれば、ユーザーにコンテンツ課金をしてもらい、収益を得ることができます。

欧米圏だと、ニュースメディアを中心にサブスクリプション化が積極的に進められています。当ブログでも紹介したAxiosというメディアは年間100万円の課金モデルを作るともいっている程、海外では主流なマネタイズモデルになりつつあります。 

<参考記事>

digiday.jp

マネタイズモデル ③:コンテンツ制作

また、B to Bで企業に対してコンテンツ制作を支援する、広告代理店的なアプローチも見られます。国内ですと、「VOGUE」や「GQ」を運営する大手メディア企業、コンデナストや 読売新聞が、ブランデットスタジオと称して、企業に対してコンテンンツ制作をサポートする体制を構築しています。

こうした取り組みは上記のような、いわゆるレガシーパブリッシャーといわれる企業に多く見られます。というのも、彼らは長いあいだ積み上げてきたコンテンツの制作ノウハウがあり、それを生かすことができるからです。

マネタイズモデル ④:コンテンツの2次利用

4つ目に紹介するのは、コンテンツの2次利用やライセンスの販売です。この手法はまだ日本では一部の企業しか実施していませんが、近い将来有望なマネタイズモデルとして注目を集めることでしょう。

海外ではコンテンツマーケティングプラットフォームといわれる企業が、一般企業とメディアのあいだに入り、一般企業のコンテンツマーケティング支援を行なっています。

<参考記事>

blog.core-j.co.jp

Webメディアのマネタイズモデルは日々新しいアプローチが進んでいる 

いかがでしたでしょうか?ここまで、Webメディアのマネタイズモデルをいくつかまとめて紹介してきました。インターネットは変化がはやく、その分メディアも収益の上げ方のトレンドも日々変化しています。メディア運営に携わる人間なら、常にこういった情報はキャッチアップしておきたいですね。