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メディア論の入門書おすすめ5冊

メディア論とは

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メディア論(メディア研究)は、さまざまな媒体及びそのコンテンツを研究する学問。マスコミュニケーション学や、コミュニケーション論や、カルチュラルスタディーズからの影響を大きく受けており、その研究対象は多岐にわたります。

テレビや新聞、雑誌などのマスメディアから、映画や絵画といったコンテンツ、そして美術館といった「場」まで、媒体となるものはメディアとして見なされます。わたしたしち、人もその例外ではありません。マクルーハンによると人間も情報を媒介するメディアということができます。

基礎を築いたのはマクルーハン

メディア論における代表的な論客は、マクルーハンベンヤミンなどが挙げられます。(メディア論における主要な論客に関しては、別記事で紹介)なかでもマクルーハンは、ここ日本での知名度も高く、インターネットにおけるメディアの在り方という観点から参照されることが増えています。

メディア論のおすすめ入門書5選

大学でメディア論を受講している、もしくは社会人の方でメディア論に関心がある、という方に向けて、ここではメディア論の入り口として最適な書籍を5つ紹介します。(ここで紹介するのは、アカデミックの文脈におけるメディア論についての入門書になります)。

おすすめ入門書①:メディア文化論 

メディア文化論 --メディアを学ぶ人のための15話 改訂版 (有斐閣アルマ)
 

社会学者の吉見俊哉による、メディア論の入門書。私が大学生のときから授業でも活用されており、旧来の印刷媒体からネットメディアまで、メディアの歴史から理論の話まで幅広く網羅しています。時代に合わせて改定もされているため、初版から年数は経っていますが、時代にキャッチアップされた内容になっています。

おすすめ入門書②:大人のためのメディア論講義 

次に紹介するのは、「大人のためのメディア論講義」です。著者の石田英敬は、パリ10大学大学院で学び、現在東大で教鞭を取っています。さまざまな知の分野から得た知識を、著者が独自の観点で噛み砕き、アカデミックな分野に精通していない人でも読みやすい本になっています。

おすすめ入門書③:街場のメディア論 

街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

 

3つ目に紹介するのは、「街場のメディア論」です。著者は、フランス哲学や社会学の分野で広く知られ、最近ではメディア露出も多い内田樹。彼は、その知見の豊かさもさることながら、なんといっても難解な理論や学問を誰にでもわかるように噛み砕いて伝えることに長けています。

この本においても同氏は、メディア論を独自の切り口でわかりやすく解説しています。何よりもタイムリーな社会問題などに絡めて論を展開していくところが面白いです。

おすすめ入門書④: 21世紀メディア論 

21世紀メディア論 (放送大学大学院教材)

21世紀メディア論 (放送大学大学院教材)

 

テレビや新聞、ラジオなど旧来のマスメディアに関して知りたい人にはこちらがおすすめ。FacebookTwitterといった新しいメディアに関する記述はそこまでないため、最新の動向を知りたい、という方は満足できないかもしれません。ただ、ひとつひとつの洞察が深いため、とても勉強になるのでは。

著者は、東京大学で教鞭を執り、日英両語からなる独立雑誌『5:Designing Media Ecology』の編集長を務める水越伸 

おすすめ入門書⑤:メディア論

メディア論―人間の拡張の諸相

メディア論―人間の拡張の諸相

 

最後に紹介するのは、いわずと知れたマーシャルマクルーハン著、「メディア論」です。「メディアはメッセージ」という発言も、この著作で見ることができます。メディア論やメディア研究が学問として広く知れたわるようになったきっかけとなった著作でもあります。翻訳された書籍なので、少し読みにくさもありますが、得られるものは非常に大きいと思います。

知りたいトピックに合わせて最適な入門書を選ぼう

いかがでしたでしょうか。ここまで、メディア論の入門書に最適な書籍を5冊紹介してきました。入門書を選ぶ際には、あらゆる分野を網羅しているものも良いですが、一番大切なのは、何について知りたいかを明確にして選ぶことです。

メディア論は近年注目されるようになった学問で、インターネットやSNSが普及したいま、私たちに新しい洞察を与えてくれます。是非一度、ここで紹介している書籍を手に取ってみてください。