こっそりメディア論

がんばって更新します!

編集者の仕事とは?:雑誌からWebまで、給料や必要な資格と経験を解説

編集者の仕事内容

f:id:mrkmkn0422:20180212224001j:plain

編集者というと華やかな仕事内容を連想する方は少なくないでしょう。取材のために海外を飛び回ったり、デザイナーとカメラマンと打ち合わせ、、、などこれだけ聞くととてもおしゃれで華やかな職種に思われる編集者。

そんな編集者の仕事ですが、実際の具体的な業務内容や、なるめに必要なスキルや資格を、僕の経験を交えながら紹介していきます。

まず前提として、いまの時代編集者は大きく2つに分けることができます。ひとつが雑誌や書籍といった紙メディアの編集者です。そしてもうひとつがWebメディアを編集するWeb編集者。この2つにはもちろん共通点も多くありますが、同時に異なる点も少なくないため、それぞれのケースに合わせて話を進めていきます。それでは、紙メディア・Webメディア、それぞれの仕事内容を見ていきましょう。

紙メディアの編集者の仕事

まず、紙メディアの編集者の仕事です。彼らの仕事内容は端的にいうと、雑誌や書籍の製作のための業務全般です。具体的には下記のような業務内容になります。

 

・企画の案出し、作成

・カメラマン、ライターなどスタッフのアサイ

・製作物の進行管理

・企画の予算管理

・取材

・執筆

・印刷会社、書店とのやり取り

・コネクション作り

 

編集者というと、記事を書くことがメインの仕事と思っている方も少なくないと思います。しかし、紙メディアの編集者が記事を書くケースはそこまで多くありません。執筆はライターに外部委託して、全体の進行管理やアイディアを考えることが編集者の仕事というのが多くのパターンです。ライターやカメラマンが製作した素材を編む(編集する)ことによって、企画全体を形にしていくのが紙メディアの編集者の仕事なのです。

Web編集者の仕事

それでは、Web編集者の場合はどうでしょうか。基本的には紙メディアの編集者とやることは変わらず、企画の案出しや進行管理、各種調整などがメインの業務内容になります。両者で大きく異なる点は、印刷業者や書店とのやり取りの代わりに、Webメディアの編集者は、場合によっては数値管理や開発サイドとの連携が発生することです。 それらを加味すると、Webメディアの編集者の業務内容はこんな感じです。

 

・企画の案出し、作成

・カメラマン、ライターなどスタッフのアサイ

・製作物の進行管理

・企画の予算管理

・取材

・執筆

・数値管理、開発サイドとの連携

・コネクション作り

 

ただ、上記は飽くまでざっくりとした内容でしかないので、あしからず。実際はそのWebメディアによって仕事の内容は若干異なります。メディアによっては、SEOを狙ったコンテンツ作りがメインの場合、KW生成なども業務に含まれることもあります。

編集者になるには?

それでは、編集者になるには一体どういった経験を経なければいけないのでしょうか。また、どのような資格が必要なのかをここでは紹介していきます。はじめにいってしまうと、編集者になるための資格は特に必要ありません。弁護士や医者のように何か国家資格があるわけではないのです。

紙メディアの編集者

雑誌や書籍の編集者になるには、まず出版社か編集プロダクションに入る必要があります。ただ大手出版社は、非常に人気が高いことから非常に狭き門になります。そのため、前述した編集プロダクションも含め、アルバイトとして業界に入り、キャリアをスタートする人も少なくありません。

僕の周りにも、編集プロダクションで2〜3年経験を積み、その経験を生かし大手出版社に転職した人間は何名かいます。あるいは、そのまま独立してフリーの編集者として活躍するという選択肢もあります。

Web編集者

では、Web編集者の場合はどうでしょう?紙メディアに比べると、Webメディアの編集者は人気はそこまで高くないため、紙メディアに拘りさえしなければおすすめです。

ただ、Webメディアを運営している企業はベンチャー 企業も多く、ファーストキャリアをスタートする場としては適さない、という意見もあるようですが、個人的にはあまり問題がないように思えます。

というのも、近年出版業界の不調からいい人材がどんどんWebメディアに流れているからです。つまり、新興Webメディアにおいても編集の基礎は身につけることはできる、というのが僕の考えです。

さて、前置きが長くなりましたが、Web編集者になるためにはやることは、メディアを運営している企業に入社することです。おすすめなのは、企業のオウンドメディアの製作や運営を事業としているところがおすすめです。理由としては、メディアの立ち上げからグロースまでの一連のプロセスを経験することができるから。

その会社で、上記のような経験を積んだあとに自社メディアのグロースに関わる仕事をする、というのが個人的にはおすすめです。

編集者の給料は?

編集者の給料は、250万円から700万円と幅があります。なので平均としては400万円くらいでしょうか。これは実際に業界で働いている僕からしても妥当な数字かと思います。ただ、全体的に紙メディア(特に大手出版社)の方がWebメディアの編集者よりも給与水準が高いイメージがあります。

紙メディアの編集者

紙メディア、特に大手出版社の平均年収は500万程度と言われています。下記の記事によると、集英社の平均年収は550万円、カドカワは681万円、講談社は475万円だそう。(Webメディアにしかいたことがない自分には信じられない金額です)

しかし一方で、編集プロダクションの平均年収はというと、下記によると2年目で月収が額面で19万円。手取りにすると15万円と中々厳しい状況に置かれている人もいるようです。さらに、なかには30歳で400万円程度は貰えている人もいるようですが、世間一般的には平均を下回っていますね。

参照元

www.huffingtonpost.jp

参照元

www.tensyoku-station.jp

Web編集者

それではWeb編集者の平均年収はいくらなのでしょうか。下記によると、平均相場は350万円〜380万円といわれています。これは、紙メディアに比べると、若手のプレイヤーが多いことも影響しているとは思いますが、一般的にはかなり低い水準といわざるを得ません。Webメディアを多数運営しているメディアジーンを例に挙げると、 平均年収は350万円なので納得の数字ですね。

参照元

en-hyouban.com

編集者の将来性は?

出版不況、活字離れなど、編集者の将来性は一見明るくないように思えます。しかしそれは、いまメディア業界が大変革を迎えているからであり、将来性があるかないかとは別な問題のように思えます。

紙媒体の編集者

紙メディアに関しては、今までの方法論ではマネタイズが難しいことは確実でしょう。しかし、大手出版社をはじめ、多くの紙メディアはいま、デジタルへのシフトやイベント開催など、新たな試みをはじめています。小学館のコトバDMPやmerryの運営などもその一環と考えることができます。 

Web編集者

一方Webメディアの編集者はどうでしょうか。Webメディア業界にいる身としてまず言わせてもらうと、Webメディアは歴史が浅い分、まだビジネスモデルとして完成されていません。もしかしたら10年後、Webメディアさ存在しないかもしれません。そのくらい、変化の激しい業界なのです。 

それでも編集者は楽しい

ここまで、編集者の仕事内容や給料、なるためのプロセスなどを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

出版バブルといわれていた時期と比べると、編集者の仕事は間違いなく華やかさやゆとりを失っています。しかし、いまこの業界は間違いなく変革の時期を迎えています。

業界の仕組みを根本から変えることができる、そんなエキサイティングなフェーズなのです。僕はいまのところ、編集という仕事から離れる気はありません。