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バーティカルメディアとは?最新動向と注目サイト10選

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バーティカルメディア(Vertical Media)という言葉をご存知だろうか。Vertical=垂直なMedia=媒体という意味を持つこの言葉だが、メディアに関わる仕事(特にweb界隈)に関わる人であれば、聞いたことがあるはず。

 キュレーションメディアやバイラルメディアなど、webメディアの在り方を指す言葉は他にも数多くあるが、バーティカルメディアもそのひとつ今。回は、このバーティカルメディアという言葉の意味や定義、そしてその特徴を紹介する。

バーティカルメディアの語源と定義は?

バーティカルメディアという言葉の意味そのものは、前述した通り「Vertical=垂直なMedia=媒体」という意味。つまり、特的の領域に特化したコンテンツを掲載するメディアのことを指す。日本語訳ではよく「特化型メディア」ともいわれているよう。

参照元

ferret-plus.com

キュレーションメディアや、バイラルメディアと良く混同されることがありますが、意味は異なります。キュレーションメディアは、コンテンツの生成プロセスに焦点を当てた表現であり、バイラルメディアもそれも同じだ。つまり、バイラルメディアでもありバーティカルメディアでもある、という表現を用いることができる。

例えば、このブログで取り上げたこともあるMeryは、かつてキュレーションメディアとして広く認知されていただがそれと同時に、女性向けコンテンツに特化したコンテンツを掲載していたため、バーティカルメディアということもできた。(今は内情が少し変わってきているようだが)。

広告出稿がしやすい

広告を出稿する企業からすると、バーティカルメディアはターゲットが絞られているため、広告出稿がし易く、望んだターゲットにリーチしやすいという。バーティカルメディアはSEOからの流入をメインのトラフィック元としている場合が多いため、サイトを訪れるユーザーは検索経由で流入した顕在層であることが多い。

株式会社じげんの「○○EX」シリーズがさきがけに

バーティカルメディアという言葉が広く知られるきっかけになったのは、株式会社じげんが展開する「○○EX」シリーズというメディアだ。なかでも同シリーズでもっとも有名なのは「転職EX」だ。さまざまな転職サイトの情報を集約したバーティカルメディアだ。

「○○EX」のほかにもじげんは「アルバイトEX」や「派遣EX」といった特定の領域に特化したバーティカルメディアを多数展開。2014年には東洋経済オンラインで、「人気沸騰のじげん、利益率5割超えの秘密 バーティカルメディアというドル箱事業」という記事が書かれている。

toyokeizai.net

送客課金モデルでマネタイズ

そんなバーティカルメディアだが、マネタイズはどうやっているのか。大きく分けて2つあるようだ。ひとつは記事広告などのスポンサードコンテンツ。そして2つ目が送客課金モデルだ。これは、サイトのページ内でクライアント企業のキャンペーンに申し込みが入れば、ひとりあたり○○円といった形で報酬が得られる、という仕組み。アフィリエイトの直取引バージョン、と思ってもらえば簡単だろう。

実際、上記の株式会社じげんが展開する「転職EX」も、リクナビNEXTなど大手人材サービスが運用している転職サイトへの送客事業でマネタイズを行なっているようだ。

代表的なバーティカルメディア10選

ここでは、上記の「○○EXシリーズ」 も含め、代表的なバーティカルメディアをいくつか紹介する。どれもバーティカルメディアを理解する上でヒントになるサイトばかりなので、是非チェックしてみて欲しい。

1.キャリアパーク

 近年では、ナビサイト的なサプローチが見られるが、他社への送客モデルをマネタイズモデルとしているであろうサイト。

careerpark.jp

2.MERY 

いわずと知れたキュレーションメディア。バーティカルメディアとしての側面もある。 

mery.jp

3.レジチョイス

あらゆるレジスターを徹底比較しているメディア。コンテンツを読んでもらうというよりは比較サイト的な色が強いメディア。

rejichoice.jp

4.カメチョ

防犯カメラ・監視カメラ・ネットワークカメラを含めたカメラシステムを比較するサイト。上記と同様、比較サイト色の強いメディア。

bouhancamera-choice.com

5.マネット

カードローンや金融情報に特化したバーティカルメディア。まだあまり知名度はないが、月間のユーザー数は相当らしい。

https://ma-net.jp/card-loan

6.エージェントBOX

転職エージェントの情報に特化したバーティカルメディア。「転職EX」よりもさらに特定の分野に特化しているメディア。こういうアプローチは面白い。

agent-box.jp

7.終活ねっと

終活に特化して情報を掲載しているメディア。一見炎上しそうなセンシティブなテーマを扱っているが、競合もほとんどいないだろうし、今後に大きく期待。

extonic.co.jp

8.macaroni

国内最大級の女性向けグルメニュースメディア。最近では動画コンテンツも充実していて、レシピもテキストではなく視覚的に楽しめることができる。

macaro-ni.jp

9.ヘアラボ(旧ハゲラボ)

 AGAといった髪の悩みに関するノウハウや最新情報を提供しているバーティカルメディア。目のつけどころが秀逸だ。

hagelabo.jp

 10.Moblock

最後に紹介するのは、最近話題の仮想通貨、暗号通貨やブロックチェーンに関する情報に特化した情報を提供しているメディア。最近ローンチされたばかりらしい。タイミングはドンピシャだが、今後どうなるか期待。

moblock.jp

バーティカルメディアは特的の分野に特化したメディア

前述したように、バーティカルメディアは特定の領域やジャンルに特化した情報を配信するメディアのこと。送客課金モデルでマネタイズをするのが一般的なケースのようだが、記事広告などを掲載する際も、ターゲットが明確であるため広告出稿がしやすいというメリットがあるようだ。

バイラルメディアがドメインとして取り上げている領域で多いのは、主に人材、金融、そして医療が挙げられる。これらの領域はおそらく収益性が高いことが理由ではないかと思われる。

引き続き、バーティカルメディア界隈の動きに注目していきたい。